「ここ数年でかなり老けたような・・・。」
「老けるスピードがだんだん速くなってきてる?!」
もしかしたら、それは毎日の食生活が原因で「AGE(エージーイー)」が体の中に溜まってきてしまっているからかもしれません。
老化を早める原因物質「AGE」
AGE* とは体内で起こる「糖化」という反応によって生み出される老化の原因物質のこと。糖化とは、糖質とたんぱく質が結びついて焦げたような状態になる現象です。
一度生み出されたAGEは体外へなかなか排出されず、体中の組織を破壊して老化を進めていくのだといいます。
AGEはシミやしわの原因となるだけでなく、高血圧や心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、ガンなどさまざまな病気とも関わりがあるといわれています。
*AGE(Advanced Glycation End products:終末糖化産物)
AGEが含まれる食品のとりすぎに注意
年齢とともに自然に増えていくAGEですが、AGEを含む食品を食べることでも蓄積されていきます。食事から取り込まれたAGEの約10%が体内に吸収され、そのうち0.6~0.7%が体内に残るといわれています。
AGEを多く含む食品は、糖質の多い食品を焼いたり揚げたりした食べものや、高温で調理された食べもの。例えば、パンケーキやフライドポテト、ポテトチップス、ソーセージ、チキンナゲット、ハンバーガーなど。
AGEを溜め込んで老化のスピードを早めないためにも、糖質が多い食べものや揚げ物の食べ過ぎには注意したいところです。
参考文献
眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話|牧田善二(著)日本文芸社