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イライラが止まらないあなたへ。怒らない子育てこそが子どもを伸ばす話

「ちゃんと片付けなさいって言ったでしょ!」「もう、何度言ったらわかるの!」

子育て中の親なら誰もが直面する、イライラや怒りの感情。

「今日もまた怒っちゃった…」「ちょっと言い過ぎたかな…」って落ち込んでしまうこともありますよね。

あまり怒りたくはないし、もっと気楽に子育てができたらいいな・・・そう思っていたときにこんな本に出会いました。

怒らない子育てを実践して、子どもも親もハッピーな毎日を過ごせたらいいですよね。

怒るのをやめると「自分からやる子」に育つ

幼い頃に怒られてばかりいた子は、自分を上手く表現できない傾向があるといいます。

子どもは大好きなお父さん、お母さんに怒られるのがイヤだから、何をするにも親の顔色ばかりをうかがって萎縮してしまうからです。

一方で、感情をコントロールすることを身につけた親に育てられた子どもは、素直に感情を表現する傾向があるといいます。

いろいろなことに自信をもって積極的に取り組むようになるそうです。子どもには自分らしくいて欲しいし、自分からすすんでやる子に育って欲しいですよね。

怒りはコントロールできる

ご飯を食べこぼしたり、おもちゃを壊したり、お絵描きのクレヨンがはみ出てテーブルを汚してしまったり・・・

気付いたら怒ってばかり、なんてこともありますよね。怒りやイライラといった感情は、自然と湧いてくるものなので完全に無くすことはできません。

でも、これらの感情を「コントロールすること」は可能なのだといいます。

怒るかどうかはあなたが決めている?!

「いや、でも怒りはフツフツと湧いてくるものでしょ?コントロールなんてできるわけないじゃん!」って思うかもしれません。

でも、想像してみてください。もし、同じことをよその子がしたとしたら、あなたは怒りますか?

きっと「大丈夫だよ。気にしないでね。」と声をかけるのではないでしょうか。目の前で起きたことは同じなのに、場合によっては全く違う対応ができる。

つまり、怒るか怒らないかは「起こった事実」によって決まるというよりは、「あなたが決めている」ということです。

イライラの記録をつける

では、どうしたら怒りをコントロールできるようになるのでしょうか。

怒らないようにするためには、まずは自分のイライラについて理解することが大切だといいます。

自分の怒りについて知る方法のひとつが、イライラの記録をつけることです。怒ってしまったときのことを振り返って、以下の点について記録をつけます。

  • どんなことで怒ってしまったか
  • そのときどう感じたか
  • 本当はどうしてほしかったのか
  • そのためにはどうすればよかったのか

記録をつけることで、自分がどんなときに怒りを感じるのか、イライラの傾向が見えてきます。

「あっ、自分はこういうときにイライラしやすいんだ。」と気付くことができれば、落ち着いて対処法を考えることができますよね。

そのイライラ、誰の問題?

自分のイライラを振り返ったときに気を付けたいこと。それは「誰の問題か」ということです。

それは、子どもの成長にとって重要だから怒っているのか、もしくは親の都合からくるイライラなのか。

  • 「なんでできないの!」
  • 「お友だちはみんなできてるのに!」
  • 「はずかしくないの!」

ほかの子と比べてしまうことからくる焦りや、まわりにどう思われるかが心配で怒ってしまう。これらは、親の都合からくるイライラです。

子どもにきちんと伝えることが大切

イライラの記録をつけて、自分の感情を客観視できるようになったら、次に大切なのは子どもへの伝え方だといいます。

イライラや怒りを感じるのは普通のこと。ため込んでしまうと、きっといつか爆発してしまいますよね。

だからこそ、怒りにフタをするのではなく、「きちんと伝える」ことが大切なんだといいます。

上手に伝えるための4つのポイント

感情的になって怒るのではなく、冷静になってきちんと伝えること。

怒りの感情を上手く伝えるには、4つのポイントがあるといいます。

  • 事実
    どの行動に問題があったのか具体的な事実を伝える。
  • 影響
    その行動がどんな影響を与えるのかを具体的に伝える。
  • 感情
    その行動によってどんな感情を抱いたかを率直に伝える。
  • 尊重
    子どもに尊重の気持ちを示す。

例えば、5時までに帰ってくるという約束なのに、時間までに帰ってこなかったとき。


  • 事実 ➜「帰るの遅かったね。」
  • 影響 ➜「暗くなると危ないよ。」
  • 感情 ➜「どうしたのかな?ってすごく心配したんだよ。」
  • 尊重 ➜「いつもちゃんと約束守れるから、時間だってちゃんと守れると思う。あなたはどう思う?」

このように、4つのポイントを押さえることで伝えやすくなり、子どもも受け取りやすくなるのだそうです。

大切なことは子どもを尊重すること。何か良くないことをしてしまったとしても、「きっとこの子なりに何か理由があるはず」と、理由を聞いてあげる姿勢が大切なのだといいます。


イライラしたり怒ったり、子育てって毎日本当に大変ですよね。

でも、子どもはあっという間に成長していくもの。そう考えると、子どもといる時間はとても貴重な時間ですよね。

その貴重な時間をイライラしながら過ごすか、ハッピーな気持ちで過ごすか。ものすごく大きな違いですよね。

子どもも親も毎日ハッピーに過ごせたらいいですよね。

参考書籍

「怒りやイライラを4つに分類する」「イライラをなくすコツ」など、怒りをコントロールしてハッピーな子育てをするための実践的な方法がたくさん紹介されています。

「いつもイライラしてしまう」「子育てがストレスになっている」と悩んでいる人におすすめの一冊です。