普段のちょっとしたやり取りでも、相手から思ったような反応が得られないと、
「何か変な事しちゃったかな…?」
「私の〇〇なところが悪かったんだ…。」
「もしかして嫌われてるのかな…?」
など、不安になってしまいどんどん悪い方向に考えてしまう。そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
今回のテーマは、「不安になってしまうしくみ」です。なぜ不安になってしまうのか、しくみがわかれば冷静に自分を客観視できるようになりますよね。
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- マンガでわかる「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法|森下 えみこ (著), 大嶋 信頼 (著)
不安はどんどん膨らんでいくもの

- 「なんで返事が来ないんだろう…。」
- 「私だけ仲間ハズレにされてるんじゃ…。」
- 「あの人たち、私の悪口を言っているに違いない…。」
このような不安って考えれば考えるほど、どんどん深みにハマっていきますよね。
「大丈夫」「そんなことない」って自分に言い聞かせても、全く落ち着かないどころか、ますます不安になってしまったり・・・。
不安は自分がつくり出している
不安というものは、打ち消そうとすればするほど大きく膨らんでしまうものなんだそうです。
すぐ不安になってしまう人は、頭の中でどんどんネガティブなイメージが出来上がっていき、妄想が膨らんでいきます。
そうすると不安が襲ってきて、ますます悪い方向に考えてしまう・・・。
つまり、不安とは「(妄想することで)自分がつくり出しているもの」ということ。
なにか自分が好きなことをやっている瞬間や、楽しいと感じている瞬間に不安を感じることはないですよね。
そんなときは不安のことなんて忘れてしまっているはずです。
自分にダメ出ししてしまう…

- 「なんで私ってこんなにダメなんだろう…。」
- 「どうせ自分が悪いんだ…。」
このように、自分にダメ出ししてしまう人は、自分以外の人を信頼していない傾向があるといいます。
「助けてくれる人は誰もいない」と思っているので、人と一緒にいるといつも緊張していて気持ちが落ち着かない状態です。
「まわりも自分と同じ人間」と思うこと
相手に対して信頼感よりも不信感が強いので、言ってしまえば「まわりはみんな敵」状態。
まわりと上手くいかないと、「自分は相手にされていない」「自分は嫌われている」など、どんどんネガティブな思考にハマっていってしまいます。
そんな人にとって大切なことは、「まわりは敵ではない」「まわりもみんな自分と同じ人間」だと思うことだといいます。
相手にそっけない態度をとられたとき、あなたは自分に原因を探してしまうかもしれません。
でも、もしかしたら相手は忙しくて頭がいっぱいなだけかもしれないですよね。もしくは何か悩みごとを抱えているのかもしれません。
相手も自分と同じ人間。自分には自分の人生があるように、相手には相手の人生があるということを理解すれば、今までとは違った世界が見えてくるはずです。
自分だけ浮いているような気がする…

- 「もしかして私だけ浮いてる⁈」
- 「なんか気まずい空気だなぁ…。」
懇親会とか立食パーティーなどで、このように感じた経験はありませんか?
まわりの様子を見て、何だか居心地が悪く感じてしまうのは、「自分だけみんなと違う」と思っているからだといいます。
「自分だけじゃない」と思うこと
社交的な場で「自分だけ浮いている」と思うことってありますよね。
この記事を読んでいる人なら、「あ〜、わかるそれ。」という人も多いのではないでしょうか。
つまり、そう思っているのは自分だけじゃないということ。「私だけしゃべってないと思われてないかな?!」なんて気にする必要はありません。
「自分だけが」と思ってしまうと、「まわりの人と違う」という自己暗示をかけてしまい、どんどん悪い妄想が浮かんでしまうといいます。
緊張とか不安な気持ちは、どうしても顔に出てしまうもの。つまらなそうにしている人には、何となく声をかけづらいですよね。
あまり緊張しすぎずに、リラックスした表情でいれば、きっといつもとは違った気持ちで過ごせるはずです。
ほめてくれないと不安になる…

- 「なんで誰もほめてくれないんだろう…。」
- 「私って嫌われてるのかな…。」
自分ではなくまわりの人が評価されると、まるで自分は「ダメ」と言われているような気持ちになってしまう・・・。
このような不安になりやすいタイプの人には、「白黒思考」の人が多いのだといいます。
「良いかダメか」「成功か失敗か」だけじゃない
「白黒思考」とは、良いかダメか、肯定か否定か、成功か失敗かなど、いつも2択で考えてしまうこと。
そういう人は、「ほめられない=ダメなんだ」「仕事を頼まれなかった=私がデキないから」となってしまい、すぐ落ち込んでしまう傾向があるといいます。
でももしかしたら、ほめられないのは相手が「あとでまとめて評価しよう」と思っているからかもしれません。仕事を頼まれなかったのは、「たまたま近くにいた人に頼んだ」だけかも?!
つまり、相手には相手なりの考え方や事情があるということ。物事は「良いかダメか」だけでは判断できないことがたくさんある、ということを覚えておくと気持ちがラクになるはずです。
参考書籍
なぜ不安になってしまうのか、どうすればその不安が解消されるのか、シチュエーション別の解決法が紹介されています。
不安への対処法をより具体的に知りたい人は、ぜひ手に取って読んでみてください。