書店に行くと「自律神経を整える」などと書かれた本やCDがズラリと並べられたコーナーがありますよね。
「自律神経を整える」とは一体どういうことなのでしょうか。そもそも「自律神経」とは?!
自律神経は「自分の意思でコントロールできない」神経
自律神経は「自律」、すなわち自分の意思とは関係なく働く神経のことです。
最も分かりやすい例は、心臓の鼓動です。心臓は自分の意志で止めたり動かしたりはできないですよね。寝ているときも常に動いています。その心臓の動きを司っているのが自律神経です。
自律神経は体中に張り巡らされていて、呼吸をしたり、食べ物を消化したり、体温を調節したり、生きていくために必要な機能を絶えずコントロールしています。
自律神経が整っている=交感神経と副交感神経のバランスがいい
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という、逆の働きをする2つの神経からなります。交感神経は体をアクティブに動かすときに働き、副交感神経は体をリラックスさせるときに働きます。
自律神経が整っている状態とは、この2つの神経のバランスがとれている状態ということです。
自律神経は体中を巡る血液の流れをコントロールしているので、自律神経が整っていれば血流が良く「全体的に体の調子がいい」ということになります。
その「何となくの不調」は自律神経の乱れからきているかも?!
逆に、不規則な生活や偏った食生活、ストレスなどで自律神経に乱れが生じると、血流が悪化し全身にさまざまな不快な症状が現れることも・・・
- なかなか疲れが抜けない
- いつも体が重たい、ダルい
- なかなか眠れない
- 朝起きるのがしんどい
- 常にイライラしている
- 何だかやる気が出ない
- いつも不安を感じている
- 頭がボーっとする
このような「何となくの不調」は自律神経の乱れから生じているものかもしれません。
参考文献
- 眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話|小林弘幸(著)日本文芸社
- 自律神経失調症|e-ヘルスネット(厚生労働省)
「生活習慣」「食生活」「メンタル」「運動」の4つの角度から、自律神経を整える方法を紹介。