「バラ」や「ひまわり」の花言葉ってなんだろう??
今回は、花屋さんに並ぶ定番の花「バラ」「ヒマワリ」「チューリップ」など、6種の花の花言葉をあつめました。
美しい花にすてきなメッセージを込めて、大切な人へ。
カーネーション

花言葉は「愛」(赤いカーネーション)
母の日にカーネーションを贈るようになったのは、20世紀初めのアメリカでのこと。
南北戦争で傷ついた兵士たちを献身的にケアしていた母親をしのんで、娘が白いカーネーションを教会に捧げたのが始まりだそうです。
カーネーションの花言葉は、赤「愛」、ピンク「感謝の心」、白「純粋な愛」。濃い赤「哀しみ」は、ネガティブなイメージがあります。
赤「愛」、ピンク「感謝の心」、白「純粋な愛」
濃い赤「哀しみ」
チューリップ

花言葉は「思いやり」
チューリップといえば、ヨーロッパの国・オランダを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
花言葉(「思いやり」)もオランダに伝わるある物語からきているそうです。
三人の騎士から求愛され、冠、剣、黄金を贈られた少女。少女は騎士たちがケンカをしないように、女神に頼んで自分の姿を花に変えてもらいました。
冠は「花」に、剣は「葉」に、黄金は「球根」になったといわれています。
全体「思いやり」
赤「愛の告白」、ピンク「愛の芽生え」
白「許してください」、黄「実らぬ恋」
バラ

花言葉は「愛」(赤いバラ)
古くから多くの人々に愛されてきたバラ。なんと、紀元前1800年頃に書かれた古代メソポタミアの文学作品『ギルガメシュ叙事詩』にも登場しているのだとか。
現代バラの基礎を築いたのは、あの皇帝ナポレオンの妻ジョゼフィーヌ。マルメゾン宮殿の庭に世界各地のバラを集めて栽培したそうです。
花言葉は、赤「愛」、ピンク「上品」、白「無邪気」、黄「献身」。そのほかにも色によってさまざまな花言葉があります。
また、色だけでなく、1本は「一目ぼれ」、2本は「二人だけ」、3本は「告白」というように、本数によってもさまざまなメッセージが込められています。
赤「愛」、ピンク「上品」、白「無邪気」、黄「献身」
ヒマワリ

花言葉は「あなただけを見つめます」
英語で「sunflower(太陽の花)」と呼ばれるその花は、コロンブスのアメリカ大陸発見以降、北米からヨーロッパに持ち込まれ一躍人気に。
“太陽王” と呼ばれたフランス国王ルイ14世は、“太陽の花” を好み、自らの紋章にしました。
日本語では、花が太陽の動きに合わせて回ることから「ヒマワリ」という名に。
花言葉は、いつも太陽のほうを向いていることから、「あなただけを見つめます」です。
「あなただけを見つめます」
ユリ

花言葉は「純粋」
ヨーロッパでは、古くから紋章や装飾のモチーフになってきたユリ。
キリスト教では、白ユリは聖母マリアを象徴する花。白ユリの花言葉「純潔」も、聖母マリアのイメージからきたものなんだそうです。
そのほかの色の花言葉は、オレンジ「華麗」、赤「虚栄心」、黄「偽り」です。
全体「純粋」
白「純潔」、オレンジ「華麗」
赤「虚栄心」、黄「偽り」
キク

花言葉は「高貴」
皇室の家紋に使われるほど高貴な花、キク。皇室の家紋として使われ始めたのは、後鳥羽上皇の時代(鎌倉時代)からといわれています。
江戸時代に品種改良が進み、多くの品種が誕生。現在では、国内で最も生産量が多い花に。苦みの少ない品種は、食用菊として栽培されています。
全体「高貴」
赤「あなたを愛しています」、白「真実」
黄「破れた恋」
参考書籍
アジサイ、ガーベラ、コスモス、サクラ、スイートピー、ダリア、タンポポ、パンジー、フジ、ボタン、マーガレット、ラベンダーなど。
美しい花の写真とともに、花言葉や花の名前の意味を、秘められた物語やエピソードを交えて紹介してくれる一冊です。
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