「あー、なんだか毎日ホントに忙しい。いつも時間に追われてる感じ。」
「やることが多すぎてどうしたらいいの?!」
1日ってホントにあっという間に過ぎてしまいますよね。気づいたら1週間が終わっていた・・・なんてことも。
でも、ただ流れに身をまかせて毎日を過ごしていると、人生を振り返ったときに「あ~、もっとこれをやっておけばよかったな~。」ってきっと後悔するはず・・・。
今回のテーマは、「充実した人生をもたらす時間の使い方」です。
参考書籍
人の行動は4つの領域に分けられる

『7つの習慣 ー 第3の習慣:最優先事項を優先する』によると、人の行動は「4つの領域」に分けられるといいます。
4つの領域は「緊急度」と「重要度」、この2つを基準にして分けられています。
「緊急度」は、すぐにやらなくてはいけないことかどうか。「重要度」は、将来の成功にとって重要なことかどうかです。
① 緊急かつ重要なこと
② 緊急ではないけど重要なこと
③ 緊急だけど重要ではないこと
④ 緊急でも重要でもないこと
① 緊急かつ重要なこと

この領域には、「今スグやらないとマズいことになる」ようなことが入ります。
例えば、こんなことです。
- 締め切りのある重要なタスク
- 顧客からのクレーム対応
- 大切な人との急な約束
- 事故や災害への対応
- 病気やケガの治療
これらのことは、急いでやらないとあとで大変なことになるのがわかっているので、意識しなくてもカラダが勝手に動いているはずです。
でも、これらのことに1日中追われているような生活だと、ストレスがたまり、健康を害したり、人間関係が悪くなってしまうこともあるといいます。
② 緊急ではないけど重要なこと

今スグやらなくてはいけない、ということではないけど、「将来の成功のためにやるべきこと」がこの領域に入ります。
例えば、こんなことです。
- 健康を維持するための運動や食事、睡眠
- 仕事で成果を出すための計画
- スキルアップのための勉強
- 人間関係づくり
- 読書
これらのことは、すぐに結果が出るわけではないけど、自分の将来をより良いものにするために大切なことです。
今スグやらなくてはいけないことでもなければ、誰かに強制されてやることでもないですよね。つまり、ここに入ることは自ら意識して行動しなければいけません。
③ 緊急だけど重要ではないこと

自分がやらなくてはいけないこと、というよりは、「誰かに頼まれたことや、急に入ってきた用事」が入ります。
例えば、こんなことです。
- 重要ではないメールへの返信
- 中身のないミーティング
- 急な飲み会のお誘い
- ムダな書類の作成
- 急に頼まれた雑用
これらのことはタイムリミットがあるので、一見重要なことのように思えてしまいます。
でも緊急だからといって重要とは限りません。「よくよく考えてみたら、そんなに重要じゃないかも。」なんてことも。
これらのことに多くの時間を使ってしまうと、まわりに振り回されているような気持ちになり、本人は不満がつのる一方です。
④ 緊急でも重要でもないこと

今スグやる必要もなければ、自分の将来のためにもならないようなことがここに入ります。
例えば、こんなことです。
- なんとなくスマホをいじる
- ヒマつぶしにゲームをする
- ダラダラとテレビをみる
- 人のウワサ話をする
- 待ち時間
これらのことは、ただ時間をつぶしているだけですよね。貴重な時間をムダにしてしまっています。
ここに注ぐ時間が多ければ多いほど、あとになって「あー、もっとこうしておけばよかった。」と後悔するはずです。
「緊急ではないけど重要なこと」に時間を使う

自分にとって一番大切なことは、①~④のどの領域に入っているでしょうか。
成功を手に入れるために必要なことはすべて、②「緊急ではないけど重要なこと」の中にあります。
でも、今スグやらなくては困るということではないので、多くの人が先延ばしにしてしまうのだそうです。
ついつい、ダラダラとテレビやインターネットをみてしまったり(④)。そうでなくても、締め切りのある仕事(①)や、急な頼まれごと(③)に追われて時間的な余裕がない場合もありますよね。
ほかの領域に使っている時間を減らす
では、②により多くの時間を使うためにはどうすればいいのでしょうか。
それは、「ほかの領域(①③④)に使っている時間を減らす」ことです。
まずは、④「緊急でも重要でもないこと」から。そして次に、③「緊急だけど重要ではないこと」を減らします。
③に関しては、「人に頼まれたり、誘われたりすると断れない・・・。」という人も多いはず。でも、もし何でもかんでもOKしていたら、それらの用事に追われ、自分の時間がなくなってしまいますよね。
なので、それは本当に自分がやるべきことなのか今一度考えてみること。そして、もし答えが「ノー」だとしたら、きっぱりと断ることが重要です。
人の力を借りるのもアリ
時間がなくてどうしても手が回らないときは、「人の力を借りる」という選択肢もあります。
そもそも自分でやるよりも、誰かに任せたほうが上手くいくことってありますよね。
自分でやることに価値があることなら、自分でやったほうがいいかもしれません。でも、人の力を借りたほうが上手くいきそうなことであれば、思い切って任せてみましょう。
まとめ:充実した人生をもたらす時間の使い方
参考書籍
今回は、『7つの習慣 ー 第3の習慣:最優先事項を優先する』を参考にしました。
全世界4,000万部、国内240万部を超え、今もたくさんの人たちに読み続けられるベストセラー本『7つの習慣』。「自分を変えたい」「人生を変えたい」と願うすべての人におすすめの1冊です。
マンガ版、キッズ版もあります。
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