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【子どもに伝えたい】偉人たちの失敗から学ぼう(アインシュタインほか)

「何だか最近うまくいかないことばっかだなー。」

「ちょっとやりたくないなー、失敗したらヤダし。」

なにか新しいことを始めるとき、つい「失敗したらどうしよう。」とか考えてしまいますよね。

どうやら、みんなが知っている偉人たちも、たくさん悩んだり失敗してきたようです。

今回のテーマは、偉人たちの失敗から学べ。3人の偉人たちのエピソードを紹介します。

今回の参考書籍はこちら☟

アルベルト・アインシュタイン:得意なことをとことんやろう

アインシュタインってなにをした人?

Albert Einstein(1879~1955)

「アインシュタインという名前は聞いたことあるけど、なにをした人なの?」

アインシュタインは、物理学者。『相対性理論(そうたいせいりろん)』をつくり出した人として有名です。

「そうたいせいりろん?なにそれ?」

相対性理論は、『速さと重力によって時間の流れ方は変わる』という理論。

時間というのは常に同じスピードで進むものではないんですね。

算数以外ダメだった

世紀の天才と言われたアインシュタイン。きっと、学校の成績もパーフェクトだったに違いない!

・・・いいえ、実は算数以外はまったくダメだったようです。それどころか、9歳くらいまで言葉を正しく使えなかったと言われています。

アインシュタインはこう言っています。

「わたしの学習を妨げていたのはたったひとつ、教育だ。」

学校で色々な勉強をさせられるのが、本当にイヤだったんですね。

得意なことに目を向けよう

学校のテストで、国語も算数も理科も社会も、全部いい点を取るとみんなに褒められますよね。

それはもちろんスゴいことです。でも、国語が苦手だから、算数が苦手だからって落ち込む必要はありません。

相対性理論という世紀の大発見をして、世界を大きく変えたアインシュタインだって、算数以外はまるっきりダメだったんですから。

大切なことは、苦手なことを気にして落ち込むより、得意なことに目を向けること。でも、自分が得意なことがわからない?!

アインシュタインはこう言っていますよ。

「わたしは天才ではない。ただ人よりも長くひとつのことに付き合っただけだ。」

つまり、自分が好きなことをやり続けるということ。本当に好きなことなら、いくら失敗をしても続けられるものです。そして、いつのまにかそれが自分の得意なことになっているでしょう。

アインシュタインのように、自分の得意なことを伸ばして、世界に感動を与えられるくらいになれたら素晴らしいですよね。

オードリー・ヘプバーン:自分なりの美しさを追求しよう

オードリー・ヘプバーンってなにをした人?

Audrey Hepburn(1929~1993)

「このきれいな人はモデルさん?女優さん?」

オードリー・ヘプバーンはアメリカで活躍した女優です。

ローマの休日』とか『ティファニーで朝食を』『マイ・フェア・レディ』などの人気作に出演した彼女は、世界中で愛される大スターに。

女優として数々の映画に出演したあとは、世界中の恵まれない子供たちのために活動しました。

コンプレックスを感じていた

こんなに目がパッチリしててキレイな顔立ちで、スタイルもよくて。きっと悩みなんかないんだろうなー、うらやましい!って、誰もがそう思いますよね。

でも実は、若いときの彼女は、自分の容姿に対してコンプレックスを抱えていました。高い身長に大きな足、やせすぎた体に小さな胸、四角い顔に大きな鼻。

当時は、身長はそれほど高くなく、ふくよかな体に大きな胸、丸みのある顔に細くてスっとした鼻。このような女性が人気だったそうです。彼女とは正反対ですね。

彼女は、「自分のことを美しいと思ったことなんてない。」とも言っています。こんなにパーフェクトのように思える人でも、実はコンプレックスを抱えていたんですね。

キラキラ輝いているように見える人でも、みんなどこかに悩みを抱えている。そう考えると、なんだかちょっと気持ちがラクになりますよね。

自分なりの美しさを

では、オードリーはどうやってコンプレックスから抜け出し、みんなの前で魅力的な演技ができるようになったのでしょうか。

彼女は、みんなに美しいと感じてもらえるように努力したのです。服の着こなしで細い体をカバーし、派手なメイクで顔の形や、鼻の大きさが目立たないようにするなど、常に自分の見せ方に気を付けました。

外見だけではありません。彼女はこう言っています。

「女らしさは体で表現しなくてもつくることができます。例えば、木からりんごを取るしぐさとか、車から降りるしぐさとかでね。」

このように彼女は、コンプレックスから目をそらさずに、自分なりの方法で女性らしさ、美しさをみがいていったのです。

みんなもどこかにコンプレックスを抱えているかもしれません。「あんな風にかわいかったらなぁ。」、こう思うかもしれません。

でも美しさは外見だけではありません。ファッション、スタイル、メイク、しぐさ、話し方、心構え。美しさにはたくさんの要素があります。

彼女のように、いろんな角度から自分をみがくことによって、きっと自分なりの美しさを表現することができるでしょう。

そしたら、スタイルがよくて脚が長く、小顔で目がパッチリした女性が人気、という時代の流れを変えられるかもしれませんね。

カーネル・サンダース:あきらめずに何度もチャレンジしよう

カーネル・サンダースってなにをした人?
© Edgy01

Colonel Sanders(1890~1980)

「カーネル・サンダース?このおじさん、見たことないけど…。」

じゃあこれは?

「あっ、知ってる!ケンタッキーのおじさんだ!」

そう、カーネル・サンダースは、みんなが大好きな『ケンタッキーフライドチキン』をつくった人。

カーネルが65歳のときにはじめたのが、ケンタッキーフライドチキンです。

何度も失敗を繰り返す

16歳で鉄道会社に入ったカーネルは、一生懸命働き順調に出世していきます。

でも、正義感の強さから、仲間の社員が鉄道事故でケガをしたのに、お金を払わない会社に反発。会社のエラい人たちに嫌われ、会社を追い出されてしまいます。

法律の勉強もしていた彼は、22歳のとき弁護士事務所で働き始めます。

ところがある日、弁護をする人ともめて大げんかに。弁護士事務所からも追い出されてしまいました。

26歳からは、営業マンとして働き始めます。営業の才能があった彼は、会社のトップセールスマンになりました。

そして、31歳のときに新しいライトを売る会社をつくりました。でも、その後さらに新しいライトが発明され、彼の会社は結局潰れてしまいました。

そして今度は、37歳でガソリンスタンドの店長になります。ところが不景気の波が直撃、またもや仕事を失ってしまいます。

でもまたすぐに別の場所(ケンタッキー州)でガソリンスタンドを始めます。

料理が得意だった彼は、そのガソリンスタンドに食事ができる場所をつくり、自分がつくった料理を出しました。

そうしたところ、彼のガソリンスタンドは大人気に。特に人気だったメニューが、フライドチキンだったのです。

でもその人気もずっとは続きませんでした。近くに高速道路ができてしまったからです。車がほとんど通らなくなってしまったのです。

いくつになってもチャレンジ

ガソリンスタンドが潰れてしまった後、カーネルはそこで人気があったフライドチキンをほかの店でも売ろうと考えました。

ガソリンスタンドがあったケンタッキー州から取って、ケンタッキーフライドチキンと名付けました。

そして、たくさんのお店にフライドチキンを置いてもらうため、アメリカ中を車でかけ回りました。

最初のころは、何度も何度も断られたそうです。でもあきらめずに続けていると、徐々に人気に火がつき、やがてアメリカ中に広まっていきました。

それからはもう、みんなの知っている通りです。ケンタッキーフライドチキンは、いまや日本はもちろん、世界中にお店がありますね。

カーネルがケンタッキーフライドチキンを始めたのは、彼が65歳になったときです。彼は何度失敗しても、決してあきらめることなくチャレンジし続けてきました。

彼から学べることは、人生は何度でも、何歳になってもやり直すことができるということ。

人生に失敗はつきものです。失敗しない人生なんてあり得ません。なので、失敗して落ち込むのではなく、次は同じ失敗をしないようにしようと考え、行動することが大切です。

そうすれば、どんな失敗でもそれはきっと、将来の成功へとつながることでしょう。

参考書籍

すごい人ほどダメだった!偉人たちの失敗から学ぶ、失敗図鑑。読むと何だか勇気がわいてくる、そんな本です。

「理想が高すぎた、孔子」「成功にしがみついた、ライト兄弟」「考えすぎて引きこもりになった、夏目漱石」「天才ゆえに死にかけた、ダリ」「新しすぎて理解されなかった、ピカソ」・・・。

24人の偉人たちの失敗から、多くのことを学べます。

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