本ページ内で紹介する商品またはサービスを購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

もうガマンしなくていい。生理の「痛い」「つらい」をやわらげる方法

「生理前って、いつも気分が落ちたり、イライラする…。」

「つらい生理痛、なんとかしたい…。」

毎月の生理ってつらいし、メンドくさいですよね。でも、仕事も家事も休めないし…。

「なんとかならないかな〜」って思っていたときに、こんな本をみつけました。

女体大全」。なんだかスゴいタイトルですよね。

気になって読んでみたら、女性のカラダのことについてQ&A形式でわかりやすく解説してくれている本でした。

今回はこちらの本を参考に、生理の「痛い」「つらい」をやわらげる方法を紹介します。著者の宋 美玄さんはこう言っています。

痛みも不快もガマンしなくていい。

生理に振り回されない、心身ともに安定した毎日を手に入れませんか?

つらいのはガマンしなくていい

生理は女性のカラダに必要なものだから仕方がないもの。つらくてもガマンして付き合っていくしかない。

きっと多くの女性がこのように感じていますよね。

「でもほんとうにガマンしなきゃいけないの?」って思いませんか?

生理にともなう不快な症状は治療の対象

生理前の心やカラダの異常を「月経前症候群(PMS)」、生理による痛みや不調をまとめて「月経困難症」と言うそうです。

つまり、生理にともなう不快な症状は治療の対象になるということ。だから、生理は「つらくて当たり前」じゃなくて、「うまく対処していくもの」と考えることもできますよね。

月経前症候群(PMS)の原因は?

生理前になると、イライラしたり、不安になったり、体が重くなったり、いつもより食欲が出たりしませんか?

それらの原因は、女性ホルモンの一種「プロゲステロン」にあるといわれています。

プロゲステロンは、排卵後の黄体期に分泌量が増えます。不快な症状が出るのもこの黄体期です。

女性ホルモンと子宮内膜、基礎体温の変化
(出所:「女体大全」をもとにラ ヴィが作成)

月経前不快気分障害(PMDD)とは?

PMSよりもっと深刻なのが、「月経前不快気分障害(PMDD)」と呼ばれるもの。

メンタル面への影響が大きく、感情のコントロールが難しくなり、まわりの人を攻撃したり、うつ状態になって自殺願望が出たりするケースもあるようです。

いますぐ痛みをなんとかしたい

ちなみに、いますぐ痛みに対処したいときは鎮痛剤を飲むこと。鎮痛剤には、痛みのもととなる物質の生成をおさえる成分が含まれています。

生理痛の原因は?

痛みの原因は、「プロスタグランジン」という物質。これが子宮を収縮させるので痛みを感じるそうです。

子宮では毎月、受精卵を受け止めるための子宮内膜が作られます。その内膜が子宮からはがれるときに分泌されるのがプロスタグランジンです。

ピルを服用すればラクになることも

「生理前の気分の落ち込みがひどい」とか「生理痛がホントにしんどい」などで悩んでいる人は、「低用量ピル(OC)」を飲むことで症状がラクになりますよ。

ピルは排卵を止めるため、生理が軽くなったり、ほとんどなくなります。排卵しないので避妊にもなります。

ピルってこわくないの?

「ピル」って聞くと、なんとなくこわいイメージがありませんか?

「副作用があるんでしょ?」とか「太りやすいんでしょ?」とか「将来妊娠しづらくならないの?」など。

でも、現在使われている低用量ピルは安全性が高く、あまり過度に心配する必要はないようです。

ピルの副作用は?

「ピルの副作用はどんなものがあるの?」

飲みはじめの頃は、吐き気やむかつき、不正出血、頭痛、乳房が張るなど、軽い「つわり」のような症状が出ることがあるようです。

命にかかわるかもしれない重大な副作用は、「血栓症」といわれるもの。これは、血管の中で血液のかたまりができてしまう症状です。

ただ、血栓は妊娠中~産後すぐの時期もできやすく、ピルの副作用で血栓ができる人の数は、妊娠中に血栓ができる人の数の約1/3程度だといいます。

ただし、40歳以上・喫煙者・肥満の女性は、血栓のリスクが高くなります。

ピルは太りやすい?

「ピルって太りやすいって聞いたことあるんだけど…。」

低用量ピルが認可される前の古いタイプのピルは、ホルモン量が多く、太る・むくむなどの副作用が出ることがあったようです。

でも、現在使われている薬はその心配はほとんどないようです。

ピルは将来妊娠しづらくなる?

「ピルを飲むと妊娠しづらくなるの?」

妊娠しづらくなるというようなことは全くなく、服用を止めれば妊娠が可能です。

著者は、「将来妊娠を希望している人こそピルを飲んでほしい。」と言っています。なぜなら、ピルで排卵を止めているあいだは卵巣を休ませることができるから。

つまり、ピルで卵巣の負担を軽減させることができるんですね。

ちなみに費用はどれくらい?

低用量ピルは1シート(1か月分)2,500~3,000円くらいです。初回はそのほかに検査費用がかかります。

月々3,000円程度で、「痛い」「つらい」から解放されるんだったら安いものですよね。

紙ナプキン以外の選択肢も

「肌にあわない」「漏れが気になる」・・・。

もしあなたが紙ナプキンに悩みを抱えているなら、紙ナプキン以外の選択肢もありますよ。

月経カップ

やわらかいシリコン製のカップを膣に入れ、子宮から出てくる経血を受け止めます。膣内にぴったりフィットするので、経血はまったくと言っていいほど漏れてこないようです。

月経カップは多くの女性医師も愛用しているそうですよ。

経血吸収パンツ

パンツ自体が15~20mLの経血を吸収するので、ナプキンはいりません。表面はサラサラで、ふつうの下着と同じようなはき心地なんだそうです。

月経カップ・経血吸収パンツはコスパが高い&エコ

月経カップも経血吸収パンツも洗えば何度でも使えます。

値段はいずれも5,000円くらいです。毎月のナプキン代を考えると、コスパが高いですよね。さらに、ゴミを減らすことにもなるので環境にもやさしいです。

ひとつ備えておけば災害時にも安心ですよね。

本の中で、著者おすすめの最新生理グッズが紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。

参考書籍

生理のこと、ホルモンのこと、子宮のこと、妊活のこと、性器のこと。

丸の内にクリニックを開業する人気の産婦人科医が、女性のカラダの悩みをQ&A形式でわかりやすく答えてくれます。

本ページの情報はあくまでも情報提供を目的としたものです。