「人を惹きつける文章って、どうやったら書けるようになるの?」
ブログやSNSをやっているけど、なかなか読んでもらえない。メールを書いても思うような反応が得られない。こんな悩みはありませんか?
↑まぁ、それぼくですけどね。
ということで、「どうやったら多くの人に読んでもらえるかな〜」ってヒントを探しているときに、こんな本を見つけました。
- 人を操る禁断の文章術 | メンタリストDaiGo (著)
「禁断の」って、何だかタイトルからしてスゴそうですよね。一体どんな文章術なんでしょうか、今回は少しだけ紹介したいと思います。
文章は人を動かすために書く

あなたが文章を書く目的は何ですか?
・・・もちろん読んでもらうためですよね。でも、「読んでもらって、はい終わり」だとちょっと物足りない感じがしませんか?
文章を書く目的、それは「人を行動させること」。
文章とは、読まれるために書くものではない。行動させるために書くものだ。
人を操る禁断の文章術
文章を読んだときに、言葉に反応して頭の中にあるイメージがふくらむ。そして自然と心が動かされる。それが「いい文章」なんだといいます。
心を動かす「書かない」3原則
「じゃあ、心を動かす文章を書くためにはどうすればいいの?」って思いますよね。
心を動かす文章を書くためには、3つの原則があります。
- あれこれ書かない
- きれいに書かない
- 自分で書かない

1. あれこれ書かない
文章を書いていると、ついつい「あれも伝えなきゃ」「これも伝えなきゃ」となってしまいます。
でも、それってよく考えれば自己満足なのかも…。

書くときのポイントは、「自分が何を伝えたいか」ではなく、「相手にどんな行動をして欲しいか」で考えること。
なぜなら、文章の目的は「人を動かすこと」だからです。
「相手にどんなリアクションをして欲しいか」についてイメージができていなければ、人の心を動かす文章は書けない。
人を操る禁断の文章術
「まずはゴールを設定しろ!」ということですね。
人は、受け取った情報が足りないとき、想像を膨らませたり、予測で判断する習性があるそうです。
だから、文章を書くときに、「あえて情報量を少なくする」ことで、読み手の都合のいいように「想像してもらう」ことができる、というわけです。
「きちんと説明された長い文章を書く必要はない」と言われると、少し気がラクになりますよね。
2. きれいに書かない

文章を書くとき、「きれいな文章を書かなきゃ」と思っていませんか?言葉づかいや句読点の使い方などであれこれ悩んだり。
(↑まぁ、それもぼくなんですけどね…。)
きれいな文章を書いても、読み手の心には届きません。
「人は論理ではなく感情で動く」って、どこかで聞いたことありませんか?きれいな文章は、読んでいて理解はできても、心を揺さぶることはありません。
だから、人を動かすには、当たり障りのない文章ではなく、個人的な思いや背景が盛り込まれた文章を書くこと。
つまり、「感情に働きかけるような文章を書け!」ということです。
そう言われても、どうやって書けばいいのかわからないですよね。
感情を動かすような文章を書くコツは、「話しかけるように書くこと」だといいます。
本に書いてある例文を紹介します。つい観たくなるような文章はどっちですか?
① 恋に迷っているときに観たい映画
②「ねぇ、私のこと本当に好き?」とカレに聞く前に、この映画を観て下さい
人を操る禁断の文章術
おそらく、②を選ぶ人のほうが断然多いはず。
「ねぇ、私のこと本当に好き?」というフレーズがあるだけで、自然と相手の顔とその場面を思い浮かべてしまいますよね。

このように「話しかけるように」書けば、読み手の気持ちにグイっと近づくことができるんだそうです。
3. 自分で書かない
自分が伝えたいこと、読んでもらいたいことをひたすら書く。これもよくやってしまいますよね。
でも書いた文章には、必ずそれを読む人がいます。自分が一生懸命書いた文章でも、読む人の心に刺さらなければ、サラっと読まれて終わりです。

大切なのは、読み手が「何を求めているのか」「どうしたいと願っているのか」を考えて書くこと。
つまり、第3の原則「自分で書かない」とは、「自分の書きたいことを書かない」ということなんです。
ついつい自分が書きたいことを書いてしまう。これを避けるためには、具体的な読み手をイメージして書くことだといいます。

家族や友だち、会社の同僚など、身近にいる具体的な人をイメージして、その人に向けて書く。
その人が、何に関心があって、どんなことで悩んでいるのか。その人のライフスタイルは?どんな言葉なら刺さるかな?を考えること。
書くべきことは自分の頭の中ではなく、相手の心の中にあります。「何を書こうかな」ではなく、「あの人は何を読みたいのかな」と考えることが重要です。
文章は自分で考えるな!書くべきことは相手の心の中にある
人を操る禁断の文章術
参考書籍
今回は、この本の中の「心を動かす文章の3原則」の部分を参考にしました。
この本では、さらに、読み手の感情をゆさぶる「7つの引き金(トリガー)」と、読み手の心を操るために使える「5つのテクニック」も紹介されています。
気になる方は、ぜひ手に取って読んでみてください。
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