ニュースがわかる!知っておきたいキーワードの【ヘルスケア】編です。
キーワードは随時追加・更新されます。

アナフィラキシー
急速に全身に現れるアレルギー反応。皮膚(じんましん、赤み、かゆみ)や、呼吸器(くしゃみ、せき、息切れ)、粘膜(目や唇の腫れ)など症状はさまざま。血圧の低下や意識障害などを伴うケースを「アナフィラキシーショック」という。
アルツハイマー病
認知症の最も一般的な原因のひとつ。アミロイドβというたんぱく質が脳にたまることで、神経細胞が減り、脳が萎縮していくといわれている。新しいことを覚えられない、すぐに忘れてしまうなどの症状が出てくる。
遠隔医療
オンラインで医療サービスを行うこと。例えば、ビデオ通話で診察を行う「オンライン診療」や、ロボットを遠隔操作して手術を行う「遠隔手術」などが挙げられる。
オンライン診療
スマホやタブレット・PCを使って、自宅やオフィスで医師の診察を受けられるサービス。予約から診察 – 決済 – 処方箋の受け取りまで、全てがオンラインで完結する。
ゲノム編集
ゲノム(=生物が持つすべての遺伝情報)を改変する技術。ハサミの役目をする酵素を使ってゲノムの中の狙った部位を切り、標的となる遺伝子を変化させる仕組み。
再生医療
病気やケガなどで失われたカラダの組織や臓器を再生し、元通りにすることを目指す医療のこと。近年では、iPS細胞を使った再生医療が注目されている。
ジェネリック医薬品
新薬の特許が切れたあとに販売される、新薬と同じ有効成分を含む医薬品。開発費が抑えられるため、新薬より価格が安い。新薬は「先発医薬品」、ジェネリックは「後発医薬品」とも呼ばれる。
スイッチOTC医薬品
もともとは処方薬(医師の処方せんが必要)だったものが、市販薬として薬局・ドラッグストアでも買えるようになったもの(例:ロキソプロフェンなど)。OTCとは、「over the counter(カウンター越し)」という意味。
治験
新しい薬として国(厚生労働省)から承認を得るために行なわれる試験。新薬候補を健康な成人や患者に投与して、効果や安全性などを確認する。通常は第1〜3相の3段階で進められる。
腸内細菌
人の腸内に生息している細菌のこと。その数は約1,000種100兆個以上といわれている。善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3つのグループに分けられる。

パンデミック
感染症が世界的に大流行すること。世界保健機関(WHO)では、パンデミックまでの状況を6つのフェーズに分類している(「フェーズ6」がパンデミックが進行している状態)。
免疫
体内に侵入してきたウィルスなどの病原体とたたかう仕組みのこと。人間に生まれつき備わっている自己防衛システム。
リーキーガット
腸に穴が開いた状態のこと。Leaky(漏れた)Gut(腸)。腸から有害物質がもれ出てしまい、体内のさまざまな部位で慢性的な炎症を引き起こす。

レム睡眠
体は眠っているけど、脳は起きている状態のこと。逆に、体も脳も眠っている状態のことを「ノンレム睡眠」という。人はレムとノンレムを繰り返しながら眠っている。

ワクチン
弱体化させたウィルスを注射することで、同じウィルスが体に侵入してきたときに症状が重くならないようにする。人間の免疫システムを利用している。
iPS細胞
体のさまざまな組織や臓器になれる能力をもった万能細胞。2006年に京都大学の山中伸弥教授が作製に成功し、のちにノーベル生理学・医学賞を受賞した。「iPS細胞」とは、induced pluripotent stem cells(人工多能性幹細胞)の略。
LDLコレステロール
血液中に流れる脂質の一種。「悪玉コレステロール」と呼ばれるもので、増えすぎると動脈硬化を引き起こす。食物繊維には、コレステロール値を抑える効果がある。
WHO
国連の専門機関「世界保健機関」のこと。世界中の人々の健康を守るため、さまざまな活動を行っている。本部はスイスのジュネーヴにある。WHOは、World Health Organizationの略。
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