「ワインに含まれるポリフェノールは体に良いらしいよ。」
「ポリフェノールってよく聞くけど、どんな効果があるの?」
「体に良い」というイメージがあるポリフェノールですが、どんな効果があるのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
ポリフェノールとはどんな成分で、どんな効果があるのでしょうか。今回はポリフェノールを分かりやすく解説します。
ポリフェノールはアンチエイジング効果を発揮する
ポリフェノールは多くの植物に含まれる色素や苦味の成分です。
代表的なものに、赤ワインやブルーベリーに含まれる「アントシアニン」、カカオに含まれる「カカオポリフェノール」、大豆製品に含まれる「イソフラボン」、緑茶や紅茶に含まれる「カテキン」などがあります。
全部で5,000種類以上もあるといわれるポリフェノールですが、共通する特徴は優れた「抗酸化作用」を持つこと。抗酸化作用とは、老化の原因となる活性酸素を取り除く働きのことです。
つまり、ポリフェノールを含む食品を摂ることで活性酸素によるダメージが軽減され、老化防止の効果が期待できるというわけです。

ポリフェノールの効果は2〜3時間しか続かない
ポリフェノールは体内に吸収されやすいので、摂取後約30分で抗酸化作用を発揮するといわれています。
ただし、体にほとんど蓄えられることなくすぐに排泄されてしまうので、その効果は2〜3時間しか持たないようです。
アンチエイジング効果を持続させるためには、さまざまな種類のポリフェノールをこまめに摂取することが大切ということですね。
参考文献
- 世界一やさしい!栄養素図鑑|牧野直子(監修)松本麻希(イラスト)新星出版社
- 一生役立つ きちんとわかる栄養学|飯田薫子(監修)寺本あい(監修)西東社