「音声配信を始めてみようかな。」「でも、どうやって始めるの?」「配信方法は?」「どんなアプリがあるの?」
芸能人やインフルエンサー、大手メディアが音声コンテンツを配信するなど、今「音声配信」への注目がますます高まってきていますよね。
声を収録するだけですぐに配信できるのでコストがかからないし、顔出しも必要なし。YouTubeやブログをはじめるよりも遥かにハードルが低いので、今後もどんどん参入者が増えるのではないかと思います。
そこで今回は、音声配信をはじめる方法と、国内で人気の音声配信アプリについて紹介します。
音声配信をはじめる方法は?

音声配信を始めるには、大きく分けて2つの方法があります。
- Podcast(ポッドキャスト)で配信する
- 音声配信アプリで配信する
それぞれの配信方法の特徴とメリットは?
Podcast(ポッドキャスト)
ポッドキャストは、「Apple Podcast」「Google Podcast」「Amazon Music」「Spotify」など、メジャーなプラットフォームで聴くことができます。
つまり、ポッドキャストのメリットは、より多くの人に自分を声を届けることができるということ。リスナーは普段自分が愛用しているアプリで自由に聴くことができます。
Anchor(アンカー)などのポッドキャスト配信サービスを使えば、簡単に各プラットフォームに自動配信することができます。
*ポッドキャストについては、こちらの記事で紹介しています☟

音声配信アプリ
音声配信アプリのメリットは、スマホひとつあれば誰でも簡単に配信が始められるという点です。スマホで録音・配信ができるので、始めるのに特別なツールを用意する必要がありません。
また、同じアプリのユーザーに見つけてもらいやすいという点もポイントです。
ポッドキャストが多くのプラットフォームで聴けるのに対し、音声アプリはあくまでそのアプリを使っているリスナーが聴けるというもの。
ポッドキャストだと配信者の数が多く、埋もれてしまいがちですが、音声アプリなら始めたばかりでもリスナーが付きやすいです。
どんな音声配信アプリがあるの?

「どんなアプリがあるの?」「どれを使おうかな?」という人のために、国内で利用者が多い主な音声配信アプリを紹介します。
それぞれのアプリで使える機能が違うのはもちろんですが、全体的な「雰囲気」や「カラー」にも違いがあります。
「どんな配信者がいるのかな?」とのぞいてみてから、自分に合いそうなアプリを使うのが良いと思います。
音声配信サービスは、比較的新しいジャンルなので、サービス内容なども頻繫にアップデートされています。
こちらの情報もすぐに古くなってしまう可能性があるので、参考程度にしていただければと思います。
Voicy(ボイシー)

- サービス開始:2016年9月
- 配信:審査制
- 収益化:あり
- WEBサイト:https://voicy.jp/
ビジネスのプロや芸能人などの「声のブログ」、4大マスメディアの記事が声で聴ける「メディアチャンネル」、企業が発信する「社外報(オウンドメディア)」など、300以上のチャンネルが無料で楽しめるアプリ。
チャンネル開設は審査制で、審査を通過すると音声配信を行うことができるようになります。
キングコング西野さんの「西野亮廣エンタメ研究所」など、多くのインフルエンサーがVoicyを使って音声配信をしています。
また、日本経済新聞社の「ながら日経」など、大手メディアの番組が配信されているのも特徴です。
Radiotalk(ラジオトーク)

- サービス開始:2017年8月
- 配信:誰でも可能
- 収益化:あり
- WEBサイト:https://radiotalk.jp/
編集や加工ができる「トーク収録」、生放送の「ライブ配信」がスマホひとつで簡単にできます。
複数人で話したいときは、リモートでゲストを招待して収録することも可能。
ポッドキャストにも対応しているのが特徴で、エピソードを更新すれば自動でポッドキャストに配信されます。
アーティストや漫画家、作家などのクリエイターたちにも愛用されているようです。
Himalaya(ヒマラヤ)

- サービス開始:2017年9月(国内版)
- 配信:誰でも可能
- 収益化:あり
- WEBサイト:https://www.himalaya.com/jp
中国で6億以上のダウンロード数、月間1億2,000万人以上が利用する巨大音声プラットフォーム『喜馬拉雅(シマラヤ)FM』の日本版。
日本では、サービス開始から約2年で30万ダウンロードを突破。チャンネル数は20,000以上もあります。
ビジネス・経済・語学・自己啓発・コメディ・アニメなど、あらゆるジャンルをカバーしているのが特徴。中でもビジネス系チャンネルが多いような印象です。
また、ヒマラヤを使ってポッドキャストへも配信が可能です。
Spoon(スプーン)

- サービス開始:2018年4月(国内版)
- 配信:誰でも可能
- 収益化:あり
- WEBサイト:https://www.spooncast.net/jp/
日本をはじめ、東南アジア、中東、アメリカなど世界20か国で利用されている音声配信アプリ。
ライブ配信「LIVE」、録音配信「CAST」、ボイスメッセージ「TALK」の3つの配信方法があります。
特にライブ配信が人気のプラットフォームで、リスナーも配信者と一緒にライブ配信に加わることができます。
配信者とリスナーの距離が近く、SNSのような感覚で気軽にコミュニケーションを楽しむことができます。
*Spoonの詳細は、こちらの記事で紹介しています☟
stand.fm(スタンドエフエム)

- サービス開始:2018年12月
- 配信:誰でも可能
- 収益化:あり(審査制)
- WEBサイト:https://stand.fm/
スマホで気軽に収録・配信できる音声配信プラットフォーム。
収録放送とLIVE放送、2つの配信方法から選べます。LIVE放送では、リスナーをゲストに招待して最大5人で一緒に配信することも可能。
リスナーから質問やメッセージが届く「レター機能」など、配信者とリスナーでコミュニケーションを取りやすいのが特徴です。
また、URL限定公開もできるので、コミュニティ内限定で配信することも可能です。
*stand.fmの始め方は、こちらの記事で紹介しています☟

REC.

- サービス開始:2020年3月
- 配信:誰でも可能
- 収益化:今後予定
- WEBサイト:https://rec.audio/
多くのユーチューバーが所属する、UUUM社が始めた音声配信サービス。
スマホひとつで誰でも簡単に音声を録音・配信することができます。また、好きなチャンネルをフォローしたり、質問したり、コミュニケーションをとることも可能です。
有名ユーチューバーや、お笑い芸人などが配信していることもあり、エンタメ性の高いチャンネルが多い印象です。
配信者みんなで楽しく参加できる、「歌王決定戦」などの企画モノもあります。
参考書籍
「音声配信を始めてみたい」「音声配信ビジネスについてもっと知りたい」という人におすすめの1冊です。
音声ビジネスの特徴やポテンシャル、実際の配信方法やマネタイズ方法について詳しく解説してくれています。